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カテゴリ:♪映画と本の箱( 94 )

「マアジナル」田口ランディ

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「マアジナル」
田口ランディ

一人の少女の失踪。
拉致?神隠し?UFO?
かつて一緒にUFOを呼んだ6人の少年少女の、人生が再び交錯する。


UFOなんて、まさに宇宙規模におっきすぎる話。
でも、エンディングへ向けて、胎盤を空飛ぶ円盤だと表現するところは、
なんだかランディさんの世界だなーと。

胎児と母親をつなぐ、機能的な生命維持装置・胎盤。
役目を終えると、すぐさま排出される。

身体の機能というのは、どれも素晴らしく計算されたものだけれど、
なかでも、出産にかかかわる機能というのは、神がかりの技かもしれない。
人間に限らず、生きるもの全て。

何万光年っていうだけあって、宇宙人や宇宙船の話は遠く感じるけど、
体内にも宇宙レベルのものが存在してるって考えたら、わくわくする。
生命って、人間って、女って、すごい!って。

UFO遭遇も、出産も、不思議体験に変わりはないんじゃないかな。
世の中は、ナゾだらけ。
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by lionmaru703 | 2011-08-19 17:54 | ♪映画と本の箱

「アルカナシカ」田口ランディ

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「アルカナシカ ‐人はなぜ見えないものを見るのか‐」
田口ランディ

UFO、超常現象、霊能力…
見えない不思議な体験をなぜするのか、なぜ人は見えないものに魅かれるのか。


昔、心霊現象とか、宇宙人とかのテレビ特番がよくあって、スプーン曲げとか流行ってた。
最近はあまり見かけない。
ブームじゃないからだろうか。
でも、オーラとか、見えないものへの世の中の興味は絶えない様子。


見えないもの。
アルか、ナシか。

ランディさんは、キホン、否定も肯定もなく、見えない。それだけ。

私には、UFOだけは突飛すぎて、イマイチ信じられない。
でも、見た人はいるわけだし、アリなんだろう。
カミサマも、いてほしいという願い半分で、アリなんだろう。


この世界は、見えないものだらけ。
不思議体験のみならず、感情や、宗教だって、見えないけど大きい存在。

目に見える物体や事象だって、私が見るものと、他人が見るものは、違う。
世界は、人の数だけ、無数に存在すると思う。
よく領域としての世界が、ぶつかんないなーと心配してたけど、
実際、衝突しまくってるから、イザコザが絶えないんだろうか…。


アルでも、ナシでもなく、
私に見えるか、見えないか。

人が見るもの・見えるものと、私が見るもの・見えるものは、
異なるものということを、知らないといけない。

いろんな世界を理解するために、
私の世界を理解してもらうために。

無知の知。
まずは、知らないということを知り、考える姿勢をもつところからはじめよう。
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by lionmaru703 | 2011-08-19 17:20 | ♪映画と本の箱

田口ランディ「蛇と月と蛙」

田口ランディ
「蛇と月と蛙」
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《人間は生きるべきだと思っている強い信仰が、闇を深めていることを知った。……常識というのはまことに恐ろしい。それに従えないと、まず自分が自分を裁くのだ。裁かれているのは私の「影」。》

《つまりな、家畜ってのは、人間を目指している向上心の旺盛な動物なんだ。》

《私たち、土地という表皮によってかろうじて地球の内部とつながった胎児じゃないかって思う。この地球の上を薄く覆っている大地は、私たちの胎盤。命のゆりかご。》


油断してたら続々ランディさんの本が出てて。
これは、生きるとか、死ぬとか、鳥インフルエンザとか、自然とか動物たちとかの話で。

うまく言えないんだけど、やっぱり誰もが疑わないような事にクエスチョンマーク投げかけて、考えさせられる。

身体と精神。
身体は、年々、老いて、ガタがきて、汚れもして。
精神は、年々、向上して、色濃くなって、でも「むし」がついたりして。
こういうギャップがあるから、バランスが崩れるのか…。
なんだか、そんな事を考えた。

読み終わると、日々のニュースが今まで以上に心に突き刺さって、辛くなる。
感受性が高まるんだろうか。
鈍感にならないと生きていけないことも多いけれど、
この感覚は、忘れちゃいけない。
生きることにシンプルな動物的感覚。
太古からを繋がり、生かされている人間の血の感覚。
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by lionmaru703 | 2011-06-15 10:07 | ♪映画と本の箱

映画『BECK』

近頃漫画は苦手で、原作は読んだことない。


見終わった後は…

ギター触りたい!

テレキャス欲しい!
(手持ちはストラト1本なので)

ストーリー云々より、そーゆー感情が先行。
音楽のある映画はやっぱ気持ちいい。


歌声無しなとことか、
カンニング竹山さんがホワイトファルコン持ってるとことか、
違和感大なれど、
跳ねるベースとか、
ライブシーンとか、
好きなものいっぱい。


ギターを知って、パシリ卒業する主人公の成長とか、
男同士の約束のため、仲間と衝突しながら夢に打ち込む姿とか、
思いのほか、泣けもした。


ややサクセスすぎるけど、
仲間と夢のある青春映画はやっぱよいです。
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by lionmaru703 | 2010-09-16 09:58 | ♪映画と本の箱

「東京島」

桐野夏生作品。

8月末、木村多江さん主演で映画公開。


夫とのクルーズの途中、孤島に流れついた清子。
日本人や中国人が漂着するが、全員男。
救助の見込みもないまま、「東京島」でのサバイバル生活が続き…。


女はなんだかんだ強い生き物だ。
島唯一の女ともなると、紅一点なんて上品な言葉じゃなく、開き直る部分も大きいんだろう。

必要なのは、サバイバル能力・知識だけじゃない。
小さな国家のような集団のなかで、どういうポジションに生きるか。
計算高く生きるうえでも、女って、清子さんって強い。


貪欲に生きる住人たち。
憎悪が渦巻く末の結末、エンターテイメントな小説。
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by lionmaru703 | 2010-08-09 08:27 | ♪映画と本の箱

映画「告白」

衝撃的な予告と、監督の名前に導かれ。

映画みたーーって感じ。
くるくると展開し、登場人物それぞれの告白。

淡々と娘の死の真相を語る教師の告白。
学校と家庭いう狭い世界が、悲しくも全てである10代の少年少女の告白。
ひとつの人格を育てる事に苦悩する母親の告白。


少年法に守られた彼等に、命の重さを考えさせるというか、思い知らすには、まさに命がけで。

10代は、この映画をどんな風にみるんだろ。
教室じゃ、今はどこもあんなにメールがまわってくんの?

私が通ってた小学校は、一時期荒れてたけど、なんか今のソレとは違う気がする、なんとなく。


牛乳のカルシウムは、イライラに効くとかなんとかゆーけれど、
どーなんでしょ。
めいめいに飲む牛乳が、虚しくあり、恐怖である映画。
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by lionmaru703 | 2010-06-25 09:09 | ♪映画と本の箱

映画「アウトレイジ」

キタノ映画だし、加瀬亮さん見たさで。

いやー、見事な暴力の映画です、コレは。
人の殴り方、殺し方は、こんなにあるのかと。
目をそむけるシーン満載で、かるく食欲不振。

前半は、ってゆーか、たけしが頭の組の人達は特に、日本人的なえぐい殺害。
拳銃でどんぱちなんて単純なもんじゃない、けど秒殺。

男の、やくざの世界って、なんなんでしょ。


全員が悪人…全くその通りな展開。
で、愛しの加瀬さんは…

ある意味イチバン悪人だと思う。

イメージの覆し、ハンパない。
「めがね」とかみて、ふわりとした魅力の加瀬さんを思いだしたい。

それもふまえて、外国にゃ、なかなか受け入れ難い映画だろーけど、
うー、たけしはやっぱ大物。
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by lionmaru703 | 2010-06-23 21:41 | ♪映画と本の箱

「きいろいゾウ」西加奈子

《ツマ》《ムコ》と呼び合う若夫婦の物語。

夫婦なんて未知だけど、とてもほっこりあったまる物語。

だんだん当たり前になってしまう日常、
それがどんなに幸せなことか。
愛する人がいる人生を、とても素敵に描いてる。

小学生の大地君がツマにあてたラブレター、
書いてすぐ小さく小さく破って捨てたツマの返事もまた、感動。涙。
好きって、なんなのさぁ!?
…って、ちょうど考えてたときだから、
《スイカが好きとか、海で泳ぐのが好きとか、そうゆう好きではありません。》って大地君の言葉に、ぐぐっときて。



他にも、想像力をかきたてる表現が響く。

夏の海↓
《その言葉を待たずに、私の視界は意志の強い藍色と、堕落したエメラルドグリーンと、ずうっと自由なセルリアンブルーと、誰かを待ってる白で埋まる。》

誰かを待ってる白って、いーじゃない。
待つのも待たされるのも苦手だけど、
この待ちには誰かはわかんないけど、いつかもわかんないけど、
必ず来る希望を感じる。
わくわくした白。
そんな色で表現された夏の海の風景を思い描くと、
海、行きたくなるーー!

やっぱり、水のあるところにヒトの心は還るんだと、思う。

賑やかな自然の景色を前に、
素直な気持ちと向き合いたいもんです。

そして。
恋に苦しんでいる友に、
早く鮮やかな景色がかえってきますように。
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by lionmaru703 | 2010-05-26 02:00 | ♪映画と本の箱

「あおい」西加奈子

主人公さっちゃんと、3歳年下のカザマ君。
出会いと、妊娠と。
過去と、これからと。


恋に落ちるのに必死に抵抗する感じとか、
大好きだ、ばかやろう、な感じとか。
きゅんときた。
思わず、即座に、読み返した。
基本、読みっぱなしの、このあたしが、
受験の長文問題なみに間髪入れず、読み返したのだ。


ばりばりの恋愛小説って印象じゃなくて、
日常を切り取ってる感じとか、
情景と心情の例えが、すんなり入ってきて。
《安易な名前つけられてる癖して、随分偉そうなホットケーキ》とかさ、超納得だし。



恋のはじまりを自覚すんのは、どんな時だろ。

友人曰く、四六時中、誰かの事を考えちゃえば、
それは恋だと。

あたしは…

歌が流れる。
例えば、YUIのC.H.E.R.R.Y。
♪恋しちゃったんだ〜 たぶん〜
…って、分かり易ソング。
ヒトには鼻で笑われるけど。


これ読んでたら、流れてきた。
別に今、恋に落ちてるわけじゃなくて、
完全に、擬似恋愛のイタいヒト。

にしても、恋愛はいろんな感情学ぶいー機会。
恋愛は、玉虫色(作品中でてくるけど、よく分からない、とゆうこと)。

そして、主人公さっちゃんがノートに、
《恋をしてしまった。年下の男の子は嫌い。》
と書いてしまうように、
言葉にぶつけたり、色にのせて絵にぶつけたくなるんだ。
内から、外へ。
なんだかんだ、パワフルな感情に、万歳。
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by lionmaru703 | 2010-05-16 23:40 | ♪映画と本の箱

「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」川上未映子

芥川賞作家の随筆。

ひっさびさの活字。

時折、古風な漢字につまづきつつも、
大阪弁と独特の表現が軽快に背中を押す。


同世代独女がゆえの共感あり。
ここでは書かんけど。

いちばん好きな表現は、
《臨終の肺のようなブロッコリー》
うー、シュールなり。


世界はひとつな様で、ひとつじゃない。
人の数だけ、いのちの数だけ在ると思う。
私が主人公のこの世界とは別の、
見ず知らずの誰かが中心の世界がある。
そんなにたくさんの世界が在って、
衝突しないんだろうか。
ちゃんと飽和せずに、無事ここに存在してゆけるのだろうか。

…そんなことを、むかし考えてた。

この本読んでると、そうゆうの思い出して、
やっぱり世界は無数に存在する気がした。
作家さんは、日常をこんな風に見ているのかと、
共感半分、新規開拓領域も半分。
でも、前みたいに心配にはならない。
何とはなしに。


そんなこんな。
徒然なるままに、自分の頭に浮かぶ言葉を書きとめるんは、面白いと思うので、
ブログも徒然なるままに続けてみよかと思いました。
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by lionmaru703 | 2010-05-12 00:12 | ♪映画と本の箱

日々のあれこれとおえかき発表の箱。


by lionmaru703
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