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タグ:山崎ナオコーラ ( 4 ) タグの人気記事

「29歳」

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 山崎ナオコーラ・柴崎友香・中上紀・野中柊・
 宇佐美游・栗田有起・柳美里・宮木あや子
8人の作家による、29歳独身女性の物語。

仕事と結婚と恋愛と夢と…29歳はあわただしい。
自分ではそんなつもりなかったけれど、この本を読んで29の私はそう思った。

物語では、結構不倫ネタ多かったけど、この歳で不倫の恋ってのはポピュラーなのか??
まぁそんだけ、それなりの経験をしてきているってことなんだろーけど。
土曜日は家庭があるから…なんて文読んで、週末一人で買い物している女子は不倫の可能性ありなのか?といらん妄想をしてしまうのは、未体験のコワさ。

ナオコーラさんの文章は、やっぱり好きだなぁ。
淡々と切り取っている日常の風景の中に、共感があったり。
ふとはっとさせられる一節や、行間に感じさせる何かがあったり。

栗田さんの「クーデター、やってみないか?」。
仕事はそこそこでいいいのに社内改革に一役かってくれといわれるOLと、働きたいのに家庭で家事と育児に追われ不安になる専業主婦。お互いにないものねだり。
何が幸せかなんてやっぱり本人次第。

大人が故の曖昧な関係性とか、しっかりしてるようで未熟だったり、でもちゃんと自分の力で前を向ける強さがあったり。
変わんないつもりでも、20代前半とは違う、世界の見え方がある。10年、20年後の自分につながる見え方が。
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by lionmaru703 | 2008-11-29 23:28 | ♪映画と本の箱

映画『人のセックスを笑うな』

原作に触れてから4ヶ月。やっと映画にたどり着けた。原作とはまた違う、映画ならではの雰囲気。アドリブ?と思うくらい、時にとてもラフで、リアルで、でも心地よいドキドキ感も。

美術講師ユリ(39)《永作博美さん》と男子学生みるめ(19)《松山ケンイチ》の話。自由奔放なユリに、恋に落ちるみるめ。でも、ユリは結婚していた…。

ケータイをぐるぐるまきにして、くっつけちゃうみるめ。電話に出たくなって、出たら会いたくなってしまうからケータイを封印。切るとかじゃなくて、ぐるぐるまきな辺りが、切なくかわいらしくもある。それを「ばっかじゃない!会えばいーじゃん!!」と観覧車の中で怒鳴るのは、みるめに密かな恋心を抱くえんちゃん。えんちゃん役は蒼井優だし、なんだか「ハチクロ」みたいで、こちらも切ない恋の香り。
みるめのシーンもキュートだけど、えんちゃんと堂本《忍成修吾》のシーンもきゅんとくる。
時折登場する黄色い風船は謎。でも、幸せの色って感じ。

観終わったあとは、寒い日だったけど、なんかほんわかして、ご飯もまるくて優しい味が恋しくて、なんとなくカルボナーラをつくった。生クリームと、卵がつくる味は、なんともまるくて、映画の余韻とともにまったりしてしまう。

しかし…。『L change the WorLd』観た翌日だったから、松ケンがポッケに手いれて歩いてると、Lに観えてきてしまい困惑。。。

(みるめの高校生みたいなダッフルコートもキュート)
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by lionmaru703 | 2008-02-15 00:26 | ♪映画と本の箱

「カツラ美容室別室」 山崎ナオコーラ

芥川賞候補作。おしくも受賞は逃しましたが…。私には、「人のセックスを笑うな」以来、2作目のナオコーラさん。(←映画はいよいよ明日公開!)

桂美容室を通して出会った淳之介とエリ。恋心かとも思えるエリへの興味。微妙な距離の関係のまま、やがてそれは友情へとかわる。

ナオコーラさんらしい短文の、やわらかな世界のなか、時折空間を切り取るような主人公の目線も、私には共感ポイント。

男女の友情についての表現。
親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけて作るもの。ドロリとしていて当然だ。
男女の友情には、同性のそれとは異なるものが確かにある。なんだかつかめないけど、ミキサーにはちょっと納得。確実に恋愛感情はないのに、時にやきもち的なもやもやが生まれ、自分でも頭上にはてなを描いてしまう…よーなこともあったかなぁ。。。

最後はお花見のシーン。
小説にでてくるサクラのシーンって、どうしてこんなに心に深く刻まれるんだろう。舞い散るサクラの表現に、春の心地よい風も、甘い香りも、淡く優しげな色も瞬時に感じられて、その世界をいままさに五感で感じ取っているように錯覚してしまう。実際にサクラを観た感動の記憶がそうさせているのか…。ともに観た人との出会いと別れの記憶が鮮明にさせているのか…。これもまた、きっと、春の力。

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by lionmaru703 | 2008-01-18 23:08 | ♪映画と本の箱

「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ

美術の非常勤講師39歳のユリと19歳の学生みるめ君の恋のお話。
1月には永作博美さん・松山ケンイチさん出演で映画公開。
松ケン好きだし、作者さんのお名前かわいいしで映画も原作も気になっていた作品。劇場の予告観て、コレは観よう!と決めた。決めたからには、原作を…短いので立ち読みで読破。

とにかく文章が美しい!監督さんのコメントにもあったけど、ほんとはっとする表現が散りばめられている。
19歳のボク(みるめ)の恋の目線は、なんだか女子的で共感できる。「年越しの瞬間を、好きな人と抱きしめあってむかえることは、陳腐なようで実はすごい奇跡」とか「この寂しさやストレスはかわいがってお供にする、一生ついてきたっていい」なんて、やや女子的発想では?ハタチ前後の男子はこんなにもロマンチックで情熱的な恋心を抱けるものなのかぁ?ちっとも女らしくない私だけど、女である以上、男心は永遠にわかんないから現実の男心は謎。。。
そしてナオコーラさんは1978年生福岡県出身。勝手ながら…なんだか身近。超同世代な人の作品は、刺激的だし心に染み入る。他の作品も是非読んでみよう。っていうかまずコノ作品買わなきゃ立ち読み止まりは失礼だぁ。。。
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by lionmaru703 | 2007-12-05 23:31 | ♪映画と本の箱

日々のあれこれとおえかき発表の箱。


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